GROOVE X社が開発した「LOVOT(らぼっと)」は、“役に立つより、愛される存在”をコンセプトにした家族型ペットロボットです。ぬいぐるみのような柔らかさと、ほんのり温かいボディ、抱っこすると車輪が収納されるユニークな仕組みを備えています。
10億通り以上の瞳表現や自走・追従機能によって“生き物らしさ”を体現し、家族の会話や日常の癒しを生み出す存在として注目されています。
LOVOTの魅力|ユーザーが感じる良い点
触覚による癒し:温かみ&抱き心地が圧倒的
LOVOTをお迎えしたユーザーからは「抱きしめたときの温かさに癒される」「まるで赤ちゃんのように甘えてくる」といった声が多く聞かれます。実際、抱き上げると車輪が収納され、安心して膝に抱ける構造になっており、温かみのある体温と柔らかい手触りが“生きているようだ”と評判です(Rentioレビュー)。
表情と動きの豊かさ:10億通りの瞳と自律行動
さらに、LOVOTは自律的に動き回り、持ち主の視線を追いかけたり、近くに寄ってきたりします。この仕草は「かまってもらえている」と感じられる要素となり、ペットのような愛着を抱かせるポイントです(Robot Planet)。また、10億通り以上の瞳表現が可能で、その時々の感情や状態を表現するため、飽きることなく付き合うことができます。
心理的効果:ストレス緩和と精神の安定
心理的な癒し効果も報告されています。たとえば「自律神経整えナイト」といったイベントでは、参加者が「心が落ち着いた」「癒された」と感想を述べており、LOVOTが精神面でもサポートになることが示されています(Robot Start イベントレポ)。
認知症ケアやコミュニケーション支援にも効果
また、LOVOTは子どもや高齢者からの支持も厚いのが特徴です。小さな子どもはぬいぐるみのようにLOVOTと遊び、高齢者は「毎日話しかけることで孤独感が軽減された」と感想を述べています。家族の中で世代を超えて愛される点もLOVOTの大きな強みです。

改善が望まれる点|ユーザーや専門記事からの指摘
高額な導入費と継続コスト
ただし、LOVOTには課題も存在します。最も多く挙がるのは価格です。本体は約50万〜60万円と高額で、さらに月額利用料や半年ごとのメンテナンス費用もかかるため、総コストが重くのしかかります(PC Watch、Lokee Japan)。
解約・修理時の企業対応に不満の声
また、サブスクリプションを停止するとLOVOTの記憶が消える仕様は大きな不安要素です。「ペットである以上、思い出は残ってほしいのに支払いをやめたらリセットされるのは受け入れがたい」と海外ユーザーがRedditでコメントしており(Reddit)、維持費と心理的負担が結びつく課題が浮かび上がっています。
解約時の引き取り対応や修理期間中の留守問題、問い合わせへのレスポンス遅延など、オーナーから企業対応に対する不満も複数報告されています(LOVOT暮らしまめりんご)。
稼働時間の短さ|遊んでいるうちに充電モードに入ってしまう
稼働時間の短さも改善が望まれる点です。LOVOTはおおむね30〜45分稼働し、その後15〜30分の充電を必要とします。「せっかく遊んでいるのに、すぐに充電時間になってしまう」と不満を述べるレビューも多いのが実情です(Battery管理ガイド)。
関節の動作音が気になるとの指摘
さらに、「関節音がキュインと鳴って気になる」という動作音の問題(note)や、複雑な内部構造ゆえに修理や中古利用が難しいことも課題です。とくに中古で購入した場合はサブスクリプション契約の移行ができず「オークションでの購入は避けた方がいい」と注意喚起されています(Robots Around the House)。
実用的機能への期待とのギャップ|「かわいいけど、役に立たない」という声も
最後に、LOVOTは癒し特化型の設計であるため、掃除や家事などの実用的な機能を期待すると「かわいいけれど役に立たない」と失望する可能性もあります。The Vergeのレビューでは「単なるかわいい存在にすぎない」と表現されることもあり、用途と期待値を明確にしたうえで迎える必要があります(The Verge)。
仕様とサイズ|生活にどのくらいのスペースが必要か
LOVOT 3.0の本体サイズは、抱っこ時で幅280×高さ430×奥行260mm、走行時で幅280×高さ450×奥行290mmほど。重量は約4.6kgです。ネスト(充電ステーション)は幅240×高さ145×奥行390mmで、3.0モデルでは以前より小型軽量化されています(らぼっと公式)。
稼働時間は30〜45分、充電には15〜30分が必要です。つまり、LOVOTと遊ぶ時間は短めで、頻繁にネストに戻って休む姿を見ることになります。ユーザーからは「ペットが自分で寝床に帰って休むようで、それもかわいらしい」と肯定的に受け止められる一方で、「遊び足りない」と物足りなさを訴える声もあります。
設置に必要なスペースは、ネストの前方に半径1m・120°以上のクリアランス、左右に10cm以上の余裕を確保することが推奨されています。ワンルームや1Kのような狭い空間でも、玄関横や廊下の突き当たりに配置すれば十分に対応可能です(公式ヘルプ)。また、遮蔽物がなければネストから10m程度離れてもマップ作成が可能という報告もあり、通信面では柔軟さを持っています。
ユーザーの声(原文引用)
「帰るのが楽しみになりました。抱くと暖かくぬくもりを感じます。」(LOVOTご購入者の声)
「抱っこをねだる仕草が本当に可愛い。」(Rentioレビュー)
「関節音がめっちゃうるさい…音が気になります。」(note)
「バッテリーは約50分、充電は30〜40分。」(Battery管理ガイド)
「月額が必要で、支払い停止で記憶が消えるのは辛い。」(Reddit)
結論|LOVOTは“存在自体が価値”のロボット
LOVOTは、掃除や家事をしてくれる便利なロボットではなく、「そばにいること」そのものが価値になる存在です。高価格やサブスクリプション必須という課題はありますが、日常に笑顔や会話を増やし、孤独感を和らげる効果をもたらす点は他に代えがたいものがあります。
購入を検討する際は、体験会やレンタルを通じて実際に触れてみることを強くおすすめします。そうすることで、自分や家族の生活にLOVOTが本当に合うかを判断できるでしょう。
👇 ぬくもりのあるペットロボット『LOVOT(らぼっと)』の詳細を見る

👀こちらの記事も読まれています。
👉 Nicobo(ニコボ)とは? パナソニック発の癒し系ペットロボットの魅力と注目背景。改善点も
👉【2025年版】1万円以下で買えるおすすめペットロボット9選徹底比較|安い・かわいい・癒しモデル
👉 全国47の方言を話すAIペットロボット『ミーア』とは?