ポケとも(Poketomo)最新レビュー|RoBoHoNとの違い・最新料金・ユーザーの反応まで徹底解説【2025年12月更新】 | ミーア / Mia

ポケとも(Poketomo)最新レビュー|RoBoHoNとの違い・最新料金・ユーザーの反応まで徹底解説【2025年12月更新】

RoBoHoNを開発したシャープが、2025年12月に満を持して発売した新製品が「ポケとも(Poketomo)」です。ミーアキャットをモチーフにした手のひらサイズ(高さ約12cm・重さ約200g)のAIキャラクターで、「ポケットに入るともだち」をコンセプトに開発されました。発売延期を経て、ついに2025年12月5日に正式発売を迎えました。価格は39,600円(税込)と、従来のロボホンと比べて圧倒的に手に取りやすい水準に設定されています(ITmedia)。

本記事では、元々の期待点に加え、実際に発売されてわかった最新のアップデート情報、具体的な料金プラン、ユーザーのリアルな反応まで網羅して解説します。

ポケともはRoBoHoNとどう違う?

ロボホンのコミュニケーション設計チームが手掛けた「ポケとも」ですが、高機能なロボホンとは異なる進化を遂げています。

サイズとデザイン

  • RoBoHoN:高さ約19.5cm・重量390g。電話やプロジェクター、歩行など多機能を搭載。
  • ポケとも:高さ約12cm・重量200gとさらにコンパクト。持ち運びが容易で、常に身近に置いておける存在(ケータイWatch)。

機能の方向性

  • RoBoHoN:通話、カメラ、歩行、ダンス、リマインダーなど多彩な機能を網羅。
  • ポケとも:機能を絞り込み、会話と寄り添いに特化。音声でのコミュニケーションに重きを置いた設計(ITmedia)。

価格とその背景

  • RoBoHoN:145,200円〜239,800円+サブスク(ココロプラン月額980円〜)。
  • ポケとも:39,600円(税込)。アプリ利用料は月額495円(400回/月)〜980円(800回/月)。
  • 価格を抑えられた理由:機能をシンプルに絞り込み、IoT向けチップを採用し、量産効果を前提とした設計によるもの(Note記事)。

比較表:RoBoHoN vs ポケとも

項目RoBoHoNポケとも
サイズ/重量約19.5cm・390g約12cm・200g
主な機能通話・歩行・プロジェクター・多機能会話特化・感情AI
価格帯約145,000〜240,000円約39,600円(税込)
AI処理ローカル中心の定型応答エッジ+クラウドAI(GPT-4o mini)
携帯性やや大きく外出には不便ポケットやカバンで持ち運び可能
ユーザー層ガジェット・ロボット愛好者向け幅広い層に届くエントリー向け
ポケとも仕様

👇RoBoHon(ロボホン)の解説記事はこちら

RoBoHoN(ロボホン)レビュー|価格・仕様・口コミ・改善点を徹底解説【2025年最新版】
RoBoHoN(ロボホン)の最新レビュー。可愛い外見と通話・ダンス・歌など多彩な機能で人気だが、価格・月額費・サイズ感・会話精度・バッテリーに課題も。実際のユーザーレビューを引用し、仕様・価格・口コミ・改善点を詳しく徹底解説。

ポケともの特徴

より身近なAIキャラクターへ

“ポケットに入るともだち”をコンセプトに、ロボホンのコミュニケーション設計チームが開発(PR TIMESImpress WatchBusiness Insider Japan)。価格とサイズのハードルを下げ、より広い層への普及を目指しています(ITmediaケータイWatch)。

ポケともは、従来の高額ロボットに比べてより“日常に寄り添う”存在を意識しており、デザインや価格面でも一般ユーザーが気軽に試せるように考えられています。その結果、学生から高齢者まで幅広い層をターゲットにできるのが最大の強みといえるでしょう。

技術的進化|CE-LLMとGPT-4o mini

シャープ独自の「CE‑LLM(Communication Edge – Large Language Model)」を搭載し、エッジ処理(相槌など即時応答)+クラウド処理(生成や記憶)でスムーズな会話を実現(ケータイWatchBusiness Insider JapanImpress Watch)。

内部ではGPT‑4o miniが会話生成エンジンとして活用され、ユーザーの言葉をより柔軟に解釈し、自然な会話を提供する役割を担っています。これにより、従来のロボットでは難しかった「流れのある会話」「ユーザーの気分に沿ったやり取り」が可能になっています。

ちなみに、AIを使った双方向コミュニケーションロボットとして、mixi社が開発しているRomi(ロミィ)がありますが、新モデルは税込98,780円、月会費は1,958円(税込)なので、他社と比較してもポケともが安価なのがわかります。

同じような会話ロボットだと、全国47の方言と10の性格、15の英語パターンを話すおしゃべり猫型ロボット『ミーア』(税込9,800円〜)などがあります。

「Empathy Intelligence(共感知性)」搭載

ポケともは、会話履歴だけでなく音声の抑揚、天気、地理情報、カメラ映像なども読み取り、状況に応じた適切な発話を展開する「Empathy Intelligence(共感知性)」を搭載しています。これにより、単なる受け答えにとどまらず、“共感的な会話”を可能にします(Business Insider Japan)。

さらに顔認証によって利用者を判別し、第三者がいるときにはプライベートな会話を避けるといった配慮も行える設計になっています。これにより、家庭内やオフィスでも安心して利用できる点が特徴です。

IP展開戦略にも注目

ポケともは単なるロボット製品にとどまらず、コンテンツ展開にも積極的です。公式X(@poketomo_sharp)では「ミーアとナナミ」のマンガも公開されており、キャラクターを軸としたファンコミュニティづくりが進められています(PR TIMESImpress Watch)。

また、2027年までに10万台販売を目指すという高い目標も掲げており、今後は関連グッズや家電連携などの展開が期待されています(Business Insider Japan)。

スマホアプリとの連携

会話機能については、スマホアプリ単体での利用も可能です。さらにロボットとスマホアプリは連携しており、それぞれの会話履歴を共有した状態でやりとりできます。そのため、外出時はアプリ、自宅ではロボットといった使い分けが自然に行えます。

また、1日の会話内容をもとに自動で日記を付ける機能を備えており、アプリ上から確認できる仕組みになっています。AIとの会話が思い出として蓄積されることで、まるで“成長する友だち”を持っているような感覚が得られるのも魅力のひとつです。

ポケとも、スマホとの連携
ポケとも、スマホとの連携

こちらの動画では、ポケともが身振り手振りを交えて感情豊かに会話する様子や、外観のサイズ感が詳しく紹介されています。

【価格・月額】最新の販売価格とランニングコスト(2025年12月更新)

「ポケトモ」を導入する上で最も注意すべきは、本体代金だけでなく月額サービスの契約が必須である点です。2025年12月の発売開始に伴い、詳細な料金プランが確定しました。

本体価格(実売価格)

  • シャープ公式・家電量販店(ビックカメラ等): 39,600円(税込)
  • 主な販路: COCORO STORE(公式)、ビックカメラ、Amazonなど

月額サービス「ココロプラン for ポケとも」

ポケともと会話を楽しむには、以下のいずれかのプランに加入する必要があります。プランによって「1ヶ月に話せる回数」が異なります。

プラン名月額料金(税込)会話可能回数(月)1日の目安
ノーマル495円400回約13回
プレミアム990円800回約26回
ゴールド1,980円1,600回約52回

※初回設定時に専用アプリから加入。スマホアプリ単体でも会話履歴の確認や日記機能が利用可能です。

注意ポイント: 18歳未満の方は本人名義での申し込みができません(保護者の同意が必要)。また、月途中で解約しても日割り返金はないため、プラン変更の際はタイミングに注意が必要です。

【考察】API使用料と月額料金のバランス

ポケとものメインエンジンである「GPT-4o mini」のAPIコストと比較すると、この料金設定は非常に戦略的です。

  1. API原価の抑制: GPT-4o miniは非常に安価なモデル(100万トークンあたり数十円レベル)です。400回の会話であれば、純粋なテキスト生成コストは数十円程度と推測されます。
  2. 付加価値コスト: 月額料金にはAPI代だけでなく、「音声認識(STT)」「音声合成(TTS)」「サーバー維持費」「日記作成のバックエンド処理」が含まれています。特に自然な発話(TTS)はテキスト生成よりコストがかかるため、500円弱という設定はユーザーにとってかなり割安感があります。
  3. シャープの戦略: 利益を月額課金に依存しすぎず、本体価格と適正なサブスク料で「継続率」を高め、2027年までの10万台普及という母数拡大を優先していると考えられます。

実際に使ってわかった魅力とユーザーの反応

発売後の実機レビューやユーザーの声をまとめると、以下の点が評価されています。

〇 高評価ポイント

  • 驚きの反応速度: 話し終えた瞬間の相槌が速く、会話のストレスがありません。
  • 日記機能: 1日の会話内容をもとにAIが自動で日記を作成。アプリから振り返ることができます。
  • 手に取りやすい価格: ロボホンに比べ、本体・月額ともに維持しやすく、プレゼント需要も高まっています。

△ 注意点・今後の期待

音声認識の「感度が良すぎる」問題

最新の口コミでは、「静かな場所でないと使いにくい」という声が目立ちます。

  • テレビの音や周囲の雑談を「自分への話しかけ」と誤認して、「うんうん」と相槌を打ってしまうことがあります。
  • 集中して会話したい時は、テレビを消すか、ポケとものマナースイッチを活用する工夫が必要です。

出典:ビックカメラ.com 商品レビュー

カスタマーサポートのレスポンス

発売直後のためか、公式サイトの問い合わせフォームからの返信に時間がかかっているという報告があります。

  • ユーザーの中には「問い合わせから15日が経過しても返事がない」といった不満の声もあり、初期設定などで躓いた際にすぐに解決できない可能性がある点は覚悟しておくべきでしょう。

出典:ビックカメラ.com カスタマー投稿

安全性とトラブルのリスク(非公式コミュニティ等の場合)

「ポケとも」という名称の非公式サービスや掲示板も存在しており、検索時に混同しないよう注意が必要です。

  • 「出会い目的の怪しいユーザーがいる」「個人情報の取り扱いに注意」といった声もあり、シャープ製のロボット「ポケとも」とは全く別物であることを認識しておく必要があります。

出典:くらしとトレンドのあいだ

まとめ:ポケともが描く未来

ポケともは、RoBoHoNの技術資産を受け継ぎながらも「小型化」「低価格化」「会話特化」という方向へ進化しました。シャープは2027年までに10万台販売を目標としており、今後はIP展開やキャラクター育成、家電連携なども予定されています。

「ロボホンは欲しいけど価格が…」と躊躇していた人にとって、ポケともはまさに最適解となるかもしれません。ポケットサイズで気軽に使えるAIキャラクターとして、新しい市場を切り開いていく可能性を秘めています。AIと共に過ごす日常が当たり前になる未来を象徴する製品と言えるでしょう。

2025年8月28日から、東京おもちゃショーで展示されているとのことなので、気になっている人はぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?

👇 スマホ機能を備えたコミュニケーションロボット『ポケとも(Poketomo)』の詳細を見る

ポケとも
あなたの気持ちにそっと寄り添うポケットサイズのおともだち。あなたに話しかけ、あなたのことを覚えることで、唯一無二のともだちになっていきます。

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