製品概要:Kubeeとは?
Kubeeは、Kickstarterに登場した卓上AIコンパニオンロボットです。
Kickstarterのプロジェクト名は「Kubee: Meet Your New Desk Buddy」。机の上に置き、声に反応し、顔を見つけ、画面に表情を出すロボットです。アプリから様子を見たり、ビデオ通話につなげたりできます。

ハードウェア面では、監視カメラやドローンなどにも使われる映像処理SoC、3マイクアレイ、5m先の声を拾う集音性能、顔検出を使った挨拶がポイントになります。

Cubieという名前の近いAIデスクロボットもありますが、KubeeはYanLinkによる別プロジェクトです。Cubieが「クラウド非依存」や開発者向け拡張性を強く打ち出しているのに対し、Kubeeは顔検出、遠距離集音、見守り、ロボット同士の近接通信などに軸があります。
購入判断では、Kickstarterの支援条件、ハードウェア仕様、日本語対応、クラウドAIの利用条件を分けて見る必要があります。
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要点まとめ
Kubeeとは?
- Kickstarter発の卓上AIコンパニオンロボット
- プロジェクト名は「Kubee: Meet Your New Desk Buddy」
- KickstarterのTechnology / Robotsカテゴリのプロジェクト
- 目標額は86,000ユーロ(約1,596万円)、キャンペーン期間は2026年7月16日から2026年9月14日
- 3マイクアレイで180度の音源定位に対応し、5m先の声を拾う設計
- 顔検出、ビジュアルトラッキング、表情表示、アプリ連携を搭載
- NFCでKubee同士を友だちとして登録し、情報交換できる
良い点
- 声を拾う距離や顔検出など、反応のきっかけになる仕様が具体的
- 1.09インチの円形ディスプレイで表情表示や電子アルバム表示ができる
- ロボット同士のNFC連携という、複数台所有を想定した仕組みがある
- 離れて暮らす家族の様子確認やビデオ通話につなげる見守り用途がある
- デスク上に置けるAIロボットとして、CubieやLoona Deskmateと比較しやすい
気になる点
- Kickstarter立ち上げ直後のため、一般販売後の実機レビューはまだ少ない
- 立ち上げ直後のため、支援額やバッカー数だけで判断しにくい
- 会話はクラウドAIとの組み合わせが前提で、完全なオンデバイスAIとは分けて考える必要がある
- 日本語対応時期が明確ではない
- 価格、送料、関税、保証、技適、アプリ提供地域で購入条件が変わる
検討しやすいユーザー
- デスクに置ける新しいAIロボットを早めに試したい人
- 中国語または英語での利用に抵抗がない人
- 顔検出、遠距離集音、見守り用途に関心がある人
- Kickstarter製品の仕様変更や配送遅延リスクを理解して支援できる人
- OpenHarmony系のAIoTハードウェアに興味がある人
ざっくり結論
Kubeeは、会話だけで選ぶロボットではありません。声を拾い、顔を見つけ、画面や動きで反応する卓上ロボットです。
Kubeeの中核には、映像処理や音声入力に強いAIoT系の設計があります。5m先の声を拾う3マイクアレイ、顔検出、ビジュアルトラッキング、NFCによるロボット同士の登録などは、スマートスピーカーとは違う部分です。
一方で、Kickstarter製品としてはかなり初期段階です。日本語対応、クラウドAIの利用条件、サブスクの有無、データ保存、配送、保証は購入判断に直結します。
新しいデスクロボットを試したいならKubeeは候補になります。日本語で話すこと、方言で声を聞くこと、家族や高齢者へのプレゼント用途を重視するならMiaの方が条件に合いやすいです。
価格情報と購入方法
Kickstarter支援状況
KubeeのKickstarterキャンペーンは、目標額86,000ユーロです。1ユーロ185.54円で換算すると約1,596万円になります。期間は2026年7月16日から2026年9月14日までです。
立ち上げ直後のプロジェクトなので、支援額やバッカー数だけで人気を判断する段階ではありません。価格、リワード内容、配送条件、アップデートの頻度を合わせて見る必要があります。
支援前には、Kickstarter本体のページでリワード価格、残り枠、発送予定、送料、税金、返金条件を見る必要があります。
価格を見るときの注意点
Kubeeはクラウドファンディング製品です。通常の通販とは違い、支援後に仕様、出荷時期、アプリ仕様、対応言語が変わる可能性があります。
日本から検討する場合は、次の点が購入判断に関わります。
- 日本への配送可否
- 送料、関税、消費税
- 日本語音声、日本語UI、日本語アプリ対応
- 技適や無線通信まわりの扱い
- 保証、修理、返品、交換条件
- バッテリー交換や長期利用時のサポート
- クラウドAIの利用料、サブスクの有無
- アプリやクラウドサービスの提供地域
CubieやLoona Deskmateとの違い
2026年の卓上AIロボットは、設計思想で大きく分かれています。
| 製品 | 方向性 | 特徴 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| Kubee | 単体ロボット + クラウド会話 | 顔検出、5m集音、見守り、NFC連携 | 日本語対応、クラウド条件、支援条件 |
| Cubie | クラウド非依存志向のデスクロボット | ローカルAI、ChatGPT/Gemini連携、Python API | 日本語対応、最終仕様 |
| Loona Deskmate | iPhoneを頭脳にする卓上ロボット | iPhoneの画面・カメラ・計算資源を活用 | 対応iPhoneや設置環境に依存しやすい |
| Mia | 日本語の日常会話向け猫型ロボット | 全国47方言、表情、音声会話、天気、Googleカレンダー連携 | 移動や顔追跡ではなく、声かけと癒し中心 |
Kubeeは、スマホを載せるタイプでも、完全ローカルAIを前面に出すタイプでもありません。人の顔や声に反応する「気づく力」に寄せたデスクロボットとして見るのが現実的です。
CubieやLoonaを詳しく見る場合は、先に個別レビューを読むと違いが分かりやすくなります。


Kubeeの主な機能
5m先の声を拾う3マイクアレイ
Kubeeは3マイクアレイを搭載し、180度の音源定位と5mの集音距離に対応します。
これはデスクロボットとして重要なポイントです。机の真正面に座って話しかけるだけでなく、部屋の中で少し離れた場所から呼びかけても反応しやすい設計だからです。
ただし、実際の使いやすさは部屋の反響、生活音、エアコンやテレビの音、複数人の会話で変わります。遠距離集音を重視する場合は、実機レビューやデモ動画で反応速度と誤認識の少なさを見たいところです。
顔検出とビジュアルトラッキング
Kubeeは、顔を検出して挨拶し、ビジュアルトラッキングで対象を追い続ける機能を備えています。

この特徴は、HiSilicon系の映像処理SoCと相性のよい部分です。監視カメラやドローン、ドライブレコーダーにも使われる映像処理チップを使っているため、Kubeeは会話だけでなく、顔検出や追跡にも重点を置いた設計だと考えられます。
一方で、カメラや顔検出を使うロボットは、プライバシー設定も重要です。保存先、クラウド送信の有無、削除方法、家族や来客への説明は、購入前に見ておきたい項目です。
1.09インチの円形ディスプレイ
Kubeeは1.09インチの円形カラー液晶を搭載しています。
このディスプレイは表情表示に使うほか、スリープ時には電子アルバムとして写真を表示できます。会話していない時間にも、机の上で表情や写真を見せる設計です。
画面が小さいため、文字情報を読む用途というより、表情や写真を短く楽しむ用途に近いでしょう。
NFCでロボット同士を友だち登録
Kubeeのユニークな点として、NFCによる近接通信があります。

Kubee同士は、NFCで友だちとして登録しあい、情報を交換できます。1台だけで完結するロボットではなく、複数台を並べたときの相互作用を持たせている点は面白いところです。
ただし、複数台連携がどこまで実用的かは、実機で評価が分かれる領域です。会話内容、同期できる情報、家族間での共有範囲、プライバシー設定、アカウント管理によって使い勝手が変わります。
見守りとビデオ通話
Kubeeは、離れて暮らす親の様子をアプリで確認し、ビデオ通話につなげる見守り用途にも使えます。
見守りロボットとして考える場合は、単にカメラがあるかどうかだけでなく、次の点が重要です。
- 相手が操作しなくても通話できるか
- 着信時の音量や表示に気づきやすいか
- アプリ通知が安定して届くか
- 夜間や暗い部屋で使えるか
- 録音・録画データの保存先を選べるか
- 家族以外のアクセスを制限できるか
高齢の家族に使ってもらう場合は、日本語UI、日本語音声、サポート体制が特に重要です。ここが不明な段階では、見守り用途だけを目的に早期支援するより、続報を見てから判断する方が現実的です。
ハードウェア仕様から分かること
HiSilicon系SoCを採用
Kubeeのハードウェアプラットフォームは、Hi3516CV610およびHi3516CV608系です。
Hi3516CV610は、監視カメラやコンシューマー向けドローン、手持ちジンバル、ドライブレコーダーなどの用途に向けた映像処理SoCです。構成はArm Cortex-A7 MP2、NPU 1TOPS、AI ISP 0.5TOPSです。
Kubeeの中核には、Hi3516CV610ベースの低消費電力AIoTモジュール「HongOU Lite」を使っています。

Kubeeは「大規模な会話AIを本体内で動かすロボット」というより、視覚処理、音声入力、軽量な本体処理を行い、必要に応じてクラウドAIと組み合わせるロボットです。
RAM・ストレージは軽量
Kubeeの製品パラメータでは、RAMは64MBまたは128MB、ストレージは512MBです。
この構成だけで、ChatGPTのような大規模言語モデルを本体内に載せることは現実的ではありません。顔検出や音源定位などは本体側、自然な会話や高度な推論はクラウド側、という役割分担で考えると理解しやすいです。
ローカル保存とクラウド会話は分けて考える
Kubeeは、音声や画像のデータを既定で本体に保存し、プライバシーを手元に残す方向を取っています。
一方で、会話部分はByteDance系の大規模言語モデルやDoubao大模型と組み合わせる設計です。
つまり、「データをローカルに保存できる」ことと「会話AIの推論がすべて本体内で完結する」ことは別です。どのデータが本体に残り、どの処理がクラウドへ送られ、設定で何を変更できるのかが重要になります。
スペックまとめ

| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 製品名 | Kubee |
| Kickstarter表記 | Kubee: Meet Your New Desk Buddy |
| メーカー / プロジェクト | YanLink Kubee |
| 種類 | 卓上AIコンパニオンロボット |
| 主な用途 | 会話、表情表示、見守り、ビデオ通話 |
| Kickstarterカテゴリ | Technology / Robots |
| 目標額 | 86,000ユーロ(約1,596万円、1ユーロ185.54円換算) |
| キャンペーン期間 | 2026年7月16日〜2026年9月14日 |
| 支援状況 | 立ち上げ直後のため変動しやすい |
| SoC | Hi3516CV610 / Hi3516CV608系 |
| AIoTモジュール | HongOU Lite |
| 音声入力 | 3マイクアレイ、180度音源定位、5m集音 |
| 音声まわり | サウンドホール、オフライン音声ウェイク、音源定位 |
| ディスプレイ | 1.09インチSPI接続円形カラー液晶 |
| センサー | タッチセンサー、IMU、NFC |
| 駆動 | 遊星ギヤ減速モーター |
| 可動部 | ジンバル回転部 |
| 筐体構成 | スクリーン、胴体、ベース |
| 放熱 | 背面の放熱溝 |
| 接続部 | 底面ピン接続部、Type-C充電ポート |
| バッテリー | 3.7V / 1,500mAh |
| 充電時間 | 約2.5時間 |
| 定格入力 | 5V 1A |
| 対応OS | Linux 5.10、OpenHarmony 4.1、openEuler、Ubuntu |
| 会話AI | クラウドAIとの組み合わせが前提 |
| 初期言語 | 中国語、英語 |
| 日本語対応 | 多言語対応予定だが、日本語の時期は未確認 |
| 月額費用 | クラウドAIの利用条件次第 |
| 日本向け販売 | 配送、技適、サポート、保証が判断材料 |
よくある質問
KubeeはCubieと同じ製品ですか?
別製品です。CubieはEgoScienceによるデスクトップAIロボットで、KubeeはYanLink KubeeによるKickstarterプロジェクトです。名前は似ていますが、プロジェクト、設計、主な機能は異なります。
Kubeeは日本語で使えますか?
初期言語は中国語と英語です。多言語対応予定はありますが、日本語対応の時期は明確ではありません。日本語会話を目的にする場合は、対応時期が出てから判断する方が安心です。
Kubeeは完全オフラインで会話できますか?
完全オフライン会話を前提にした製品とは考えにくいです。顔検出、音源定位、軽量な本体処理はローカルで行い、自然な会話や大規模言語モデルはクラウド側と組み合わせる設計と見るのが現実的です。
見守り用途に使えますか?
見守りやビデオ通話の用途があります。ただし、日本語UI、アプリ通知、通話画面、家族のアクセス管理、データ保存先、国内サポートが重要です。高齢の家族向けに使う場合は、実機レビューや日本語対応の続報を見てから判断する方が現実的です。
Kickstarterで支援するリスクはありますか?
あります。Kickstarterは通常の通販ではなく、開発中プロジェクトへの支援です。配送遅延、仕様変更、保証条件、税関費用、アプリ仕様変更、クラウドサービス条件の変更が起こる可能性があります。
おしゃべり猫型ロボット「ミーア」との比較
| 比較項目 | Kubee | ミーア |
|---|---|---|
| 外観・形状 | 卓上AIコンパニオンロボット | 猫型・コンパクトで親しみやすい |
| 主な特徴 | 5m集音、顔検出、表情表示、NFC、見守り、ビデオ通話 | 全国47方言、表情、音声会話、Googleカレンダー連携、天気情報のお知らせ、15の英語キャラクター |
| 会話 | 中国語・英語から開始。クラウドAIとの組み合わせが前提 | 日本語での日常的な音声会話に対応 |
| 日本語対応 | 対応時期は未確認 | 日本語で使いやすい |
| 見守り | アプリ確認やビデオ通話を想定 | 日常の声かけ、予定、天気、家族のコミュニケーションに向く |
| 操作 | Kickstarter製品のため実機レビュー待ち | 頭へのタッチやアプリで操作する |
| 長期利用 | クラウド条件、アプリ継続、サブスク条件が重要 | 方言での会話、表情、予定・天気の声かけを使える |
| 価格帯 | Kickstarterリワード価格を確認 | 9,800円(税込)〜 |
| 合う人 | 新しいAIデスクロボットを試したい人 | 日本語で話せる猫型ロボットを探している人 |
Kubeeは、顔や声に反応するデスクロボットを探している人向けです。特に、5m集音、顔検出、見守り、ビデオ通話を重視するなら候補になります。
一方で、Miaは日本語の音声会話、全国47方言、Googleカレンダー連携、天気情報のお知らせ、15の英語キャラクターを使えます。家族や高齢者、一人暮らしの人が、予定や天気の声かけを聞きたい場合に検討しやすい製品です。
👇 全国47方言を話すおしゃべり猫型ロボット「ミーア」

まとめ
Kubeeは、Kickstarterに登場した新しい卓上AIコンパニオンロボットです。
5m先の声を拾う3マイクアレイ、顔検出、ビジュアルトラッキング、1.09インチ円形ディスプレイ、NFCによるロボット同士の登録など、ハードウェアとしての見どころは多い製品です。
ただし、日本語対応の時期、クラウドAIの利用条件、サブスクの有無、データ保存と削除、国内サポート、送料、関税、保証は、購入体験を大きく左右します。
Kubeeは、新しいAIデスクロボットを早めに試したい人向けです。日本語で毎日話せるロボットを探すなら、Miaの方が選びやすいでしょう。
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