「テクノロジーに温もりを(Inspire Greatness)」というブランドメッセージを掲げるTCL。彼らがCES 2025で公開し、その後のIFA 2025でも注目を集めたのが、最新AIロボット「Ai Me(アイミー)」です。
単なる音声アシスタントの枠を超え、私たちの「感情」に寄り添うパートナーとして設計されたこのデバイス。本記事では、その画期的なモジュール構造や、Google Geminiとの連携を示唆するAIOSなど、最新の一次情報をもとに詳しく解説します。

製品概要:特徴と基本構造
TCL Ai Meは、世界で初めて「モジュール式(部品の組み合わせ)」を採用したAIコンパニオンロボットです。その愛らしいルックスは、知恵の象徴である「フクロウ」をモチーフにしており、大きなデジタルアイが感情豊かに瞬き、ユーザーと視線を合わせることで、デジタルデバイス特有の冷たさを払拭しています。
3つのコアによる「知能の移動」
Ai Meの最大の特徴は、AIの脳にあたる「コア」が独立しており、用途に合わせて3つの異なるベース(土台)に付け替えられる点にあります。
- Baby Core(ベビーコア): 家庭内でのメインユニット。自律走行ベースと組み合わせることで、部屋中を自由に移動し、家族の姿を見守ったり、AIが笑顔を認識して自動でVlogを撮影したりします。
- Mini Core(ミニコア): 持ち運びに特化したコンパクトなユニット。デスク上での作業パートナーや、外出先でのAIアシスタントとして活用できます。
- Drive Core(ドライブコア): 車内体験を劇的に変えるユニット。車のダッシュボードに設置し、ナビゲーション操作やドライバーの疲労検知、話し相手としての役割を担います。

要点まとめ
TCL Ai Meとは?
- 「感情」と「知能」の融合: 高度な物体認識と感情分析AIにより、ユーザーの表情から気分を察してリアクションを返します。
- Googleエコシステムとの親和性: 2025年のTCL製テレビにGoogle Geminiが搭載される流れを汲み、シームレスなAI連携が期待されています。
- スマートホームの中枢: TCL独自のAIOSを搭載し、Matter規格等を通じた家電操作が可能です。
良い点
- 生命感のあるデザイン: 30種類以上の表情パターンと、首をかしげるような愛らしい物理動作。
- プレミアムな質感: ドライブコアの外装には、高級車にも採用されるイタリア製素材「アルカンターラ」を使用。
- 自動記録機能: 家族の思い出をAIが自動で編集・保存する「Auto-Vlog」機能。
気になる点
- コンセプト段階の壁: 現時点ではプロトタイプの展示が主であり、量産版の発売日や最終価格が未公表。
- プライバシーへの配慮: 常時カメラが稼働するため、データ処理の安全性に関するユーザーの関心が高い。
向いていそうなユーザー
- 最新AIガジェットのアーリーアダプター: 未来の生活をいち早く体験したい方。
- 子育て世帯: 子供の成長を自然な形で記録に残したい方。
- ガジェットの質感にもこだわりたい方: アルカンターラ等の高級素材を好む層。
ざっくり結論
「家・外・車、すべての生活を一つの『知能』で繋ぎ、家族の一員として寄り添う次世代AIパートナー」です。
よくある質問(FAQ)
まずは要点をチェック:
- 価格: 現時点では未定(コンセプト段階)。
- できること: 会話、見守り、自動Vlog撮影、家電操作、車内アシスト。
- 対応OS: 独自のAIOS(Google Geminiとの連携を予定)。
- デメリット: 導入コストの懸念とプライバシー面への配慮。
- 更新: OTAによるソフトウェアアップデートに対応。
価格はいくらですか?
現時点では未定です。TCLは現在、この製品をコンセプトモデルとして各国の展示会に出展しており、市場の反応を見ながら最終的な仕様と価格を調整しています。複数のモジュールを組み合わせる構造上、一括セットだけでなく、コアとベースを個別に購入する形態も予想されます。
具体的に何ができるのですか?
Ai Meは多才なAIアシスタントです。家庭内では「Auto-Vlog」機能により家族の笑顔を認識してショート動画を作成したり、留守番中のペットを見守ったりします。また、車内ユニットではドライバーの眠気を検知して注意を促すなど、安全運転のサポートも行います。
対応OSやソフトウェアの基盤は何ですか?
TCL独自の「AIOS」を搭載しています。注目すべきは、TCLが2025年モデルのテレビ等にGoogle Geminiを統合すると発表している点です。これにより、Ai Meも非常に高度な自然言語処理や、Googleサービスとの深い連携が可能になると期待されています。
デメリットや懸念点はありますか?
最大の懸念は「プライバシー」です。常時稼働するカメラとマイクに対して、ユーザーがどれだけ安心感を持てるかが課題となります。また、多機能かつモジュール式であるため、フルセットで揃えた場合の導入コストが一般的なスマートスピーカーよりも高額になる可能性があります。
ソフトウェアの更新(アップデート)はありますか?
はい、OTA(Over-The-Air)アップデートに対応しています。インターネット経由で常に最新のAIモデルや新しい表情エフェクト、機能拡張が配信される仕組みとなっており、購入後も「成長するロボット」として長く使い続けることができる設計です。
Q. Ai Meはどのように「学習」しますか?
A. ユーザーとの日々の対話や、物体認識を通じて環境を学習します。
家族の顔を識別するだけでなく、個々の好みを記憶し、パーソナライズされた提案(音楽の再生やスケジュールの通知)を行います。
スペックまとめ(詳細版)
| 項目 | 詳細スペック(展示会プロトタイプに基づく) |
| メーカー | TCL |
| 製品名 | Ai Me(アイミー) |
| AI基盤 | TCL AIOS(Google Gemini連携示唆) |
| 主要センサー | 4K広角カメラ、LiDAR、マイクアレイ、深度センサー |
| 素材 | 強化プラスチック、イタリア製アルカンターラ(Drive Core) |
| 通信 | Wi-Fi 6E / Bluetooth 5.3 / 5G対応 |
| 特徴的な機能 | 表情エフェクト(30種以上)、Auto-Vlog、物体認識、スマートホーム連携 |

レビュー(口コミ・期待の声)
CES 2025やIFA 2025で実際に製品を目にしたメディア・ユーザーの反応です。
「CESで見かけた中でも特に印象的だった。ロボットにカメラがあるのは普通だが、フクロウのような『目』で表現されると、不思議と監視されている感覚が消え、キャラクターとして受け入れられる。」
(Source: Abt.com Blog – Meet the TCL Ai Me)
「モジュール式という考え方は非常にスマートだ。中身のAIコアだけを持って車に乗れば、そのまま同じアシスタントが車内でも機能する。これこそが真の『コンパニオン』だと思う。」
(Source: Durov’s Code – TCL’s Ai Me Review)
「アルカンターラ仕上げのドライブユニットは驚くほど質感が高い。単なるプラスチックの玩具ではなく、ライフスタイル製品としてのこだわりを感じる。」
(Source: PR TIMES – ALCANTARA x TCL Partnership)
総合評価:魅力と課題
魅力:体験の連続性
これまでのAIロボットは「家の中だけ」で完結していましたが、Ai Meはコアを移動させることで、ユーザーのコンテキスト(文脈)を維持したまま移動できます。これはAIが「道具」から「パートナー」へと昇華するための大きな一歩です。
課題:実用化へのマイルストーン
非常に野心的なプロジェクトであるため、複雑なモジュール構造が故障率や価格にどう影響するかが懸念されます。TCLが掲げる「テクノロジーに温もりを」というビジョンが、一般消費者の手に届く価格で実現されることを期待します。
おしゃべり猫型ロボット「ミーア」との比較
| 比較項目 | TCL Ai Me(未来的・多機能型) | 猫型ロボット「ミーア」(癒やし・特化型) |
| 外観・デザイン | フクロウ型。デジタルアイが特徴。 | 猫型。カスタム帽子など親しみやすさ重視。 |
| 技術的特徴 | モジュール式。移動、撮影、家電操作。 | 方言対話に特化。100種類以上の表情。 |
| 主な用途 | 実用的なアシスト・セキュリティ・車内。 | 日常の癒やし・方言でのコミュニケーション。 |
| 価格帯 | 高価格帯(予想) | 9,800円(税込)〜(購入しやすい) |
| 長期性 | 機能の進化で使い続ける。 | 愛着や方言の温もりで長く寄り添う。 |
比較のポイント:ミーアは「日々の生活に寄り添う温かみ」を重視。日本独自の方言での語りかけや、1万円を切る手頃な価格など、日常的な癒やしや親近感を手軽に取り入れたい場合に適した選択肢となります。
まとめ
TCL Ai Meは、AIと暮らす未来を具体化した、非常にエキサイティングなコンセプトです。「家でも車でも、常に自分のことを分かってくれる存在がそばにいる」という体験は、これからのスマートライフの標準になるかもしれません。
製品化に関する続報が待たれますが、TCLの公式サイトでもそのデザインストーリーが詳しく紹介されています。
👇フクロウ型次世代AIパートナー「TCL Ai Me」のデザインストーリーを見る
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