製品概要:Vbot SuperDogとは?
Vbot SuperDog(スーパードッグ)は、北京拠点のVbot(VitaPower Beijing Technology)が開発する、家庭向けの四足歩行ロボット犬です。2026年1月のCES 2026で披露され、同年5月に中国で出荷が始まり、9月のIFA 2026で欧州の予約受付が始まりました。
Vbot自身は、SuperDogを「本物の犬にヒントを得た動きを持つ、家族向けロボットコンパニオン」と説明しています。コンセプトは「一緒に動く」「ついてくる」「運ぶ」「そばにいる」の4つです。

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「犬型ロボット」といっても、AIBOのように愛玩を中心に作られた製品とは少し違います。荷物を載せて散歩についてくる、といった実用面の強い家庭用ロボット犬という位置づけです。
要点まとめ
SuperDogの特徴
- 128 TOPSの搭載AI、双眼ビジョン、360度LiDARで周囲を認識する
- リモコンなしで飼い主に自律追従し、障害物を避ける
- 最大12kgの荷物を運べ、牽引は最大100kgとされている
- 大規模言語モデルによる音声操作と、アニメ調の表情・視線表現を備える
- 丸みのある外装と、挟み込みを防ぐ関節設計で、家庭内での安全性に配慮している
- 標準・EDU・EDU-Wの3モデルがある
注意したい点
- 日本での販売、日本語対応、技適、保証は公式情報で確認できない
- 価格は標準モデルでも約3,000ドル(約48万円)と高額
- 欧州の予約受付中で、出荷時期は公式報道で明示されていない
- 本体サイズ・重量は、今回確認した資料では分からない
- 日本の住宅での使いやすさや、実際の会話の質を示すレビューはまだ少ない
価格とモデルの違い
欧州では、次の3モデルが案内されています。
| モデル | 欧州価格 | 日本円目安(1ユーロ≒1ドル=160円換算) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| SuperDog(標準) | €2,988 | 約48万円 | 家庭向けの基本モデル。最大速度2.0m/s、駆動3〜5時間 |
| SuperDog EDU | €7,988 | 約128万円 | ロボットアームやセンサー、演算モジュールを追加できる拡張プラットフォーム |
| SuperDog EDU-W | €10,988 | 約176万円 | 脚に車輪を組み合わせた構造。最大速度2.5m/s、駆動4〜6時間 |
円換算は目安です。為替によって変わるので、購入を検討する場合は最新のレートで確認してください。
中国国内では、同社のロボット犬が人民元で9,988〜12,988元の価格帯と報じられています。海外の予約価格とは条件が異なるので、参考程度にとどめるのが安全です。
日本からの購入について
現時点で確認できた範囲では、日本での販売や代理店の情報は見つかりませんでした。欧州の予約も、日本への出荷に対応しているかは分かりません。個人輸入を考える場合は、日本語対応、技適(電波法)、保証、修理、返品の条件を、購入前に必ず確認してください。
SuperDogでできること
自律追従と荷物の運搬

SuperDogの特徴は、リモコンなしで飼い主についてくる自律追従です。LiDARと超広帯域無線(UWB)などを使い、人の多い場所でも障害物を避けながら追従するとされています。
背面は拡張パネルになっていて、最大12kgの荷物を載せられます。IFAのデモでは、飲み物を入れたカゴを載せた様子が紹介されました。最大100kgを牽引できるとされ、小型のキャンプ用ワゴンを引くデモも行われています。
「ロボット犬が荷物を運ぶ」という使い方は、癒やし重視のペットロボットとは明確に違うところです。
音声会話と表情
SuperDogは、大規模言語モデルによる音声操作に対応し、アニメ調の顔の表情や視線で感情を表すとされています。公式の説明では、本物の犬にヒントを得た動きも特徴に挙げられています。
ただし、どの言語に対応するのか、会話の自然さや応答速度がどの程度かは、今回確認した資料では分かりません。日本語での会話を期待する場合は、必ず公式情報を確認してください。
本体内でのAI処理
CES時の発表では、周囲の認識処理を本体内(オンデバイス)で行い、クラウドに依存しない設計だとされています。カメラやLiDARを備える製品なので、映像データの扱いや保存先は気になるところです。プライバシーポリシーの確認をおすすめします。
基本スペック
| 項目 | 内容(標準モデル) |
|---|---|
| AI演算性能 | 128 TOPS |
| センサー | 双眼ビジョン、360度LiDAR |
| 最大速度 | 2.0m/s(7.2km/h) |
| バッテリー | 594Wh、駆動3〜5時間 |
| 積載量 | 最大12kg(EDU-Wは15kg) |
| 牽引 | 最大100kg(公称) |
| 充電 | USB-C(標準140W、EDU系は240W) |
数値は主に欧州発表時の報道に基づきます。最終的な仕様は公式情報で確認してください。
実績として公表されている数字

Vbotは、IFA 2026で5,000台以上の新規受注を獲得し、累計販売が15の国・地域で1万3,000台を超えたと発表しています。中国の大手ECサイトJD.comで、ロボット犬カテゴリの1位になったとも述べています。これらはすべてメーカー発表の数字で、第三者による検証は確認できていません。

購入前の注意点
- 日本では買いにくい:日本向けの販売・サポートは確認できません。輸入する場合は、保証や修理を受けにくい可能性があります
- 本体が大きく重い可能性:荷物を運び、人を引っ張れる機体のため、小型のペットロボットとは別物と考えたほうがよいです。サイズや重量は、購入前に必ず確認してください
- 家の中での安全性:階段、段差、ラグ、小さな子どもやペットがいる環境では、動きに注意が必要です。公式は挟み込み防止の設計をうたっていますが、家庭ごとの検証は別です
- 音声・映像データ:カメラやLiDARを使う製品です。データの保存先や共有の範囲は、プライバシーポリシーで確認してください
- メーカー発表中心の情報:受注台数や使用実績は、メーカー発表が中心です
SuperDogを含むロボット犬8モデルを、価格・用途・日本での買いやすさで比べた比較記事もあります。

ミーアとの比較
| 比較項目 | Vbot SuperDog | ミーア |
|---|---|---|
| タイプ | 荷物も運べる家庭用四足ロボット犬 | 猫型のおしゃべりAIペットロボット |
| 主な価値 | 自律追従、運搬、移動、犬らしい動き | 毎日の声かけ、方言、表情、家族との会話のきっかけ |
| 会話・音声 | 大規模言語モデルによる音声操作(対応言語は要確認) | 音声会話、全国47方言、15の英語キャラクター |
| 生活サポート | 荷物運搬、追従、見守り用途 | Googleカレンダー連携、天気情報のお知らせ |
| 表情 | アニメ調の顔と視線 | 100種類以上の表情で反応 |
| 設置・使い方 | 家の中や屋外を一緒に移動する | デスクや棚に置いて使う |
| 日本での購入 | 販売情報なし | 国内で購入可能 |
| 価格 | €2,988〜(約48万円) | 9,800円(税込)〜 |
| 向いている人 | ロボット犬と一緒に歩きたい、最新の物理AIに関心がある人 | 手頃な価格で、毎日の声かけを日常に取り入れたい人 |
SuperDogは、ロボット犬としての「動き」と「実用性」に価値がある製品です。その分、価格も大きさも家庭向けの小型ペットロボットとはかなり違います。
ミーアは、動き回らないかわりに、毎日の声かけに集中した猫型ロボットです。全国47方言で話しかけ、表情で反応し、Googleカレンダー連携や天気情報のお知らせで、生活のきっかけを作ります。「まずは気軽に、話し相手として始めたい」という場面では、価格面でも選びやすい選択肢です。
👇 全国47方言を話すおしゃべり猫型ロボット「ミーア」

よくある質問
Vbot SuperDogは日本で買えますか?
現時点で、日本での販売や代理店の情報は確認できませんでした。欧州で予約が始まり、中国では2026年5月から出荷されています。
Vbot SuperDogの価格はいくらですか?
欧州の予約価格は、標準モデルが2,988ユーロ、EDUが7,988ユーロ、EDU-Wが10,988ユーロです。標準モデルは約3,000ドルで、日本円では約48万円が目安です(1ドル=160円換算)。
荷物はどのくらい運べますか?
標準モデルで最大12kgとされています。EDU-Wは15kgです。牽引は最大100kgという公称値が示されています。
日本語で話しかけられますか?
大規模言語モデルによる音声操作に対応するとされていますが、日本語への対応は確認できませんでした。
ペットや高齢者の見守りには向いていますか?
家庭内の見守りにも使えるとされていますが、本体はやや大がかりです。見守りを主目的にする場合は、カメラ型の製品や専用サービスも比較してください。医療や緊急対応を保証するものではありません。
まとめ
Vbot SuperDogは、家庭向けロボット犬の中でも、移動と運搬に強みを持つ実用寄りの製品です。自律追従、最大12kgの積載、音声操作、犬らしい動きを組み合わせた点が特徴で、IFA 2026での受注や中国での出荷など、市場での動きも出てきています。
一方で、価格は約48万円と高く、日本での販売・サポートも確認できません。本体の大きさや、日本語での会話品質も不明な点が残ります。現時点では「今すぐ買う製品」ではなく、ロボット犬がどこまで家庭に入ってきたかを知るための注目株として見ておくのが現実的です。
日本で今すぐ試せる、毎日の声かけ中心の話し相手を探すなら、手頃な猫型ロボットのミーアも比較対象になります。
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