ペットロボットは「本体価格」だけで選ぶと後悔しやすい
ペットロボットを選ぶとき、多くの方がまず見るのは本体価格です。けれど、実際に使い続けると、毎月のサブスク料金、修理補償、電池交換、定期点検といった費用が積み重なります。
たとえば本体が約13万円のロボットと、約6万円のロボットでは、月額プランを5年続けると総額の順位が逆転することもあります。
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この記事では、主要なペットロボットについて、5年間(60か月)使った場合の総額を、公式に公開されている価格をもとに試算しました。「月額だけを比べた記事」(ペットロボットの月額サブスクを比較)から一歩進めて、修理・電池・点検まで含めた「本当にかかるお金」を整理します。
この記事の結論
- 5年総額が最も高いのはLOVOT。 フルカバーケアなら約177万円、ベーシックケアでも点検・サーボモーター交換を含めて約149万円になります。
- aiboは約38万円〜。 必須のベーシックプランを更新し続けた場合の目安です。修理割引のケアサポートを付けると約48万円です。
- 月額型の中では、ポケともとMoflinが低コスト。 約7万円〜、約9万円台から5年使えます。
- 月額なしの買い切り型は総額を読みやすい。 ミーアは標準モデルなら本体9,800円(税込)のまま、会話モデルでも月額300円を足して5年で約4万円です。
- 見落としやすいのは「修理・電池」の費用。 月額が安い機種は、修理代が自己負担になりやすい点に注意が必要です。
5年総額の試算条件
比較のために、次の条件で計算しています。
- 利用期間は**5年(60か月)**とします。
- 価格はすべて税込です。
- 本体価格に、利用に実質必要な月額・年額プランを足しています。
- 修理や点検の費用は、公式に金額が公開されているものだけを加えています。
- 電気代、送料、キャンペーン割引、分割手数料は含みません。
- 価格は2026年9月30日時点で確認できた公式サイトの表示です。改定される場合があるため、購入前に必ず最新情報を確認してください。
【一覧】ペットロボット5年総額の目安
| 製品 | 本体価格 | 5年間の月額・年額プラン | 5年総額の目安 | 修理・点検の扱い |
|---|---|---|---|---|
| LOVOT 3.0(フルカバーケア) | 577,500円 | 19,800円/月 × 60 = 1,188,000円 | 約1,765,500円 | 修理費100%補償、点検・サーボモーター交換も無料 |
| LOVOT 3.0(ベーシックケア) | 577,500円 | 12,980円/月 × 60 = 778,800円 | 約1,356,300円(点検・サーボ交換込みで約1,485,000円) | 修理費2/3補償。点検29,700円、サーボモーター交換69,300円は別途 |
| aibo(ベーシックプランのみ) | 217,800円 | 99,000円(3年)+33,000円 × 2年 = 165,000円 | 約382,800円 | 修理は自己負担 |
| aibo(ケアサポート付き) | 217,800円 | 上記+ケアサポート99,000円(3年59,400円+4〜5年目19,800円 × 2) | 約481,800円 | 修理費・点検費が50%割引 |
| KATAフレンズ(くらしプラン ライト・年払い) | 129,800円 | 19,800円/年 × 5 = 99,000円 | 約228,800円 | 修理は自己負担 |
| KATAフレンズ(買い切りプラン) | 129,800円 | 98,200円(AI&ソフトウェアが永年、初年度はケア付帯) | 約228,000円 | 初年度のみあんしんプランのケアサービス付き |
| KATAフレンズ(あんしんプラン) | 129,800円 | 69,980円/年 × 5 = 349,900円 | 約479,700円 | 修理サポート無制限 |
| Romi | 98,780円 | 1,958円/月 × 60 = 117,480円 | 約216,260円 | 公式で要確認 |
| Nicobo | 60,500円 | 1,100円/月 × 60 = 66,000円 | 約126,500円 | 公式で要確認 |
| ポケとも(ノーマル) | 39,600円 | 495円/月 × 60 = 29,700円 | 約69,300円 | 公式で要確認 |
| Moflin(Club Moflin加入) | 59,400円 | 6,600円/年 × 5 = 33,000円 | 約92,400円(電池交換1回込みで約100,100円) | 電池交換が会員価格7,700円(通常15,400円) |
| ミーア(標準モデル) | 9,800円〜 | 0円 | 約9,800円〜 | 保証期間100日 |
| ミーア(会話モデル) | 23,800円 | 300円/月 × 60 = 18,000円 | 約41,800円 | 保証期間100日 |
| Qoobo | 約14,300円 | 0円 | 約14,300円 | 公式で要確認 |
※ポケとも・Romi・Nicoboの月額は、ペットロボットの月額サブスクを比較の掲載値をもとに計算しています。Qooboの価格は通常価格の目安です。
機種別:5年間にかかるお金の内訳
LOVOT 3.0:総額は約136万〜177万円
LOVOT 3.0の本体価格は577,500円です。これに加えて、「暮らしの費用」と呼ばれる月額プランに加入して使います。公式の料金ページでは、次の3プランが案内されています。
| プラン | 月額 | 修理補償 |
|---|---|---|
| ミニマムケア | 9,900円 | 修理費の1/3を補償 |
| ベーシックケア | 12,980円 | 修理費の2/3を補償 |
| フルカバーケア | 19,800円 | 修理費を全額補償 |
さらに、約2年に1回のLOVOTドック(ベーシックケアで29,700円、フルカバーは無料)と、約4年に1回のサーボモーター交換(ベーシックケアで69,300円、フルカバーは無料)が必要です。
5年間で計算すると、ベーシックケアは月額778,800円に、ドック2回とサーボモーター1回の計128,700円を足した約1,485,000円になります。フルカバーケアは点検・交換が含まれるため、約1,765,500円です。
※各プランの月額には、キャンペーン価格が適用される期間があります。この記事では、キャンペーンなしの通常価格で計算しています。
関連記事:【LOVOTレビュー】価格は後悔する?
aibo:修理を考えるとケアサポートも検討
aiboは本体価格が217,800円です。ソニーの案内では、クラウドと専用モバイル通信を含むaiboベーシックプランへの加入が前提になっています。
- 初回は3年分の一括払いで99,000円(月払いなら3,278円 × 36回で118,008円)
- 4年目以降は更新で、年間33,000円(月払いなら3,278円 × 12回)
5年間で計算すると、本体217,800円+プラン165,000円で約382,800円です。
修理費の割引を受けたい場合は、aiboケアサポート(3年59,400円、更新は年間19,800円)があります。修理費とaiboドックの標準検査が50%割引になり、回数の制限はありません。ケアサポートを付けた5年総額は約481,800円です。
なお、ソニーの案内では、メーカー保証期間は購入から30日間です。それ以降の修理は自己負担になるため、長く使うほどケアサポートの有無が総額に影響します。
関連記事:【aiboレビュー】月額費用は正直高い?
KATAフレンズ:プラン選びで総額が2倍違う
KATAフレンズは、本体129,800円にスマートホームの「くらしプラン」が必要です。
- ライトプラン:月額1,980円、または年額19,800円
- あんしんプラン:年額69,980円(修理サポート無制限)
- 買い切りプラン:98,200円(AI&ソフトウェアサービスが永年使え、初年度はあんしんプランのケアサービス付き)
ライトプランを年払いにすると5年で約228,800円です。買い切りプランなら本体と合わせて約228,000円で、6年目以降もソフトウェア費用がかかりません。修理を気にせず使いたいなら、あんしんプランで約479,700円になります。同じ機種でも、プラン次第で総額に約25万円の差が出ます。
なお、ライトプランはAI&ソフトウェアのみで、修理は含まれません。公式ページでは、入院治療(修理)の通常料金が1回39,800円、健康診断が49,800円、からだリフレッシュが12,980円と案内されています。
関連記事:【KATAフレンズレビュー】
Moflin:Club Moflinは電池交換1回で元が取れる
Moflinの本体価格は59,400円です。AIとしての学習は月額なしで使えますが、年会費6,600円(月換算550円)のClub Moflinに入ると、修理や電池交換が会員価格になります。
- 電池交換:通常15,400円 → 会員7,700円
- 蘇り(ふれあい記録の復元):通常5,500円 → 会員無料
- シャンプー&ブロウ、ファーリニューアル:通常12,100円 → 会員6,050円
5年間で会員を続けると年会費は33,000円で、総額は約92,400円です。電池交換を1回するなら約100,100円です。会員でない場合、電池交換1回でも約74,800円ですが、上のような割引は受けられません。
メーカー保証は購入から100日間なので、それ以降の修理は有料になります。
関連記事:【Moflinレビュー】
ポケとも・Romi・Nicobo:月額で総額が積み上がる中価格帯
- ポケともは、会話回数に応じて月額495円(ノーマル)〜1,980円(ゴールド)の3プランがあります。本体39,600円で、5年総額はノーマルなら約69,300円、ゴールドなら約158,400円です。
- Nicoboは本体60,500円+月額1,100円で、5年総額は約126,500円です。
- Romiは本体98,780円+月額1,958円で、5年総額は約216,260円です。
本体価格が近くても、月額の違いだけで5年後に約9万円の差が出ます。
関連記事:【ポケともレビュー】/【Nicoboレビュー】/【Romiレビュー】
ミーア:買い切りで総額を読みやすい
ミーアの標準モデルは、白9,800円(税込)・黒10,800円(税込)です。基本の音声フレーズは月額なしで使えます。
会話モードを使いたい場合は、会話モデル(23,800円)に加えて、月額300円(税込)のプレミアムサービスへの加入が必要です。5年間で計算すると、23,800円+18,000円で約41,800円です。
ミーアの保証期間は購入から100日間です。
関連記事:【2026年版】月額なしで使えるペットロボット比較
5年総額で見えてくる「選び方」の目安
| 予算・重視すること | 向いている選び方 |
|---|---|
| とにかく総額を抑えたい | ミーア、Qooboなど月額のない買い切り型 |
| 会話や成長を楽しみつつ10万円以内で使いたい | ポケとも(ノーマル)、Moflin(Club Moflin)、Nicobo |
| 犬型の本格的なロボットが欲しい | aibo(修理が心配ならケアサポートも) |
| 修理を気にせず長く使いたい | LOVOTフルカバーケア、KATAフレンズあんしんプラン |
購入前に確認したい5つのチェックポイント
- 月額プランは必須か、任意か。 解約したときにできなくなることを確認します。
- プランに修理補償が含まれるか。 含まれない場合は、修理代の目安も見ておきます。
- 消耗品・電池の交換費用。 Moflinのように電池交換が通常15,400円かかる機種があります。
- 定期点検の有無。 LOVOTのように、約2年ごとの点検や約4年ごとの部品交換が必要な機種があります。
- メーカー保証の期間。 aiboは30日、Moflinやミーアは100日など、機種によって大きく違います。
まとめ
ペットロボットの費用は、本体価格だけで判断すると見誤りやすくなります。5年間で合算すると、
- LOVOT:約136万〜177万円
- aibo:約38万〜48万円
- KATAフレンズ:約23万〜48万円
- Romi・Nicobo・ポケとも・Moflin:約7万〜22万円
- ミーア・Qoobo:約1万〜4万円
という幅になります。月額のかからない買い切り型は総額が読みやすく、贈り物にも向いています。手頃に始めたいなら、9,800円(税込)〜のミーアも選択肢のひとつです。
購入の前に「5年使う場合の総額」を一度計算してみると、納得感のある選び方ができます。
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参考にした公式情報
- LOVOT公式 価格・暮らしの費用ページ(lovot.life/pricing)
- ソニー aibo公式(aiboベーシックプラン、aiboケアサポート、購入ページ)
- カシオ Moflin公式オーナーズページ(Club Moflin、修理・サロン料金)
- SwitchBot KATAフレンズ発表資料(報道各社)

